バンド活動でファンが増えないと悩んでいる人は路上ライブよりSHOWROOMを攻略せよ

そもそもSHOWROOMってどんなもの?

https://www.showroom-live.com/

SHOWROOMは2013年に元々はDeNAの事業として開始したライブストリーミングサービスです。
『仮想ライブ空間』というテーマの元、スマホやPC上でライブやトークを行う演者に対して
視聴者は生放送中にコメントを書いたりや有料ギフトアイテムをあげたり(投げ銭的な感じ)することができます。

生放送なので、コメントによってリアルタイムでコミュニケーションできるところが面白いところですね。

配信は無料で行うことができますし、視聴者も有料ギフトアイテムをあげない限りは無料で視聴することが可能です。

ライブストリーミングサービスはSHOWROOM以外にもたくさんありますので
今後音楽活動をする上でうまく活用できるとファンを増やすきっかけになるかもしれません。

しかし、SHOWROOMに限らずですが、
一回配信しただけで爆発的にファンが増えるというものではないので
基本は普段の活動に加えてコツコツ活動する、という考え方が必要になります。

普段のライブハウスのライブではなかなかお客さんが増えないと悩んでいる方は
SHOWROOMをはじめとしたライブストリーミングサービスをやってみるのもいいかもしれません。

ライブストリーミングサービスをやろうか悩んでいる時に必ず議論に上がるのが
路上ライブの存在です。

今回この記事では路上ライブとライブストリーミングサービス(今回はSHOWROOM)のメリット・デメリットを比較していきたいと思います。

路上ライブのメリット

路上ライブでファンを増やして有名になっていった方はゆずやいきものがかり等、
意外と多くのアーティストが路上ライブを経験して有名になっています。
では具体的にはどんなメリットがあるのか以下に記載します。

路上ライブはその場で音源を買ってもらえる可能性がある

路上ライブで足を止めてくれた方には目の前でコミュニケーションができるわけですから、
良いと思ってくれたお客さんは1000円で音源を販売していればその場で1000円を渡して音源を購入してくれる方がいるかもしれません。
目の前での購入には抵抗を感じる方は少ないです。

不特定多数の人にアピールすることができる

主に路上ライブを行う駅前等を歩いている人たちは性別や年齢、職業等いろんな方達がいます。
普段ライブハウスに来ないような人に自分達の音楽を聴いてもらうチャンスです。
筆者もかつて新宿の駅前で路上ライブを頻繁にやっていた時期がありますが、
びっくりするほどの人だかりができたことがあります。
その客層はライブハウスでは出会えなかったお客さんばかりでした。

路上ライブのデメリット

路上ライブも大変なことはたくさんあります。

結構な確率で警察にとめられる

駅前にきちんと看板があるように路上ライブを禁止している場所が多いです。
場合によっては交番に連れて行かれたり、書類を書かされたり、危うく逮捕されかけた知り合いもいます。
(ルールを守っていないのは路上ライブをやっている側なので責められて当然のことなのですが。)

何人に見てもらえたかわからない

不特定多数の方に見てもらえるのはいいことですが、何人の方に通りかかってもらったのか計測することができません。
配ったチラシや興味を持ってくれた方の人数は把握できますが、それは果たして何人に見てもらえたことでの結果かどうかがわからないのです。

効率的に音楽活動をしていくには仮説や計画を立て、実行し、その結果に対して反省して改善していくことが非常に大切になります。

例えば何回も路上ライブをやるうちに今日はあることを工夫してみようと思うことがあるとします。
今日は新しく○○に挑戦してみた→50枚チラシを配れた。1枚CDが売れた。
これが通りかかったのが1000人に対してなのか300人に対してなのかで大きく異なります。

路上ライブだと分母が計算できないのが非常に残念なところです。

総合的にコスパが悪い

路上ライブは夏は暑く、冬は寒いです。結構辛いです。
今日はやると決めていたにも関わらず外的要因によりやりたくないなぁと思うこともあるかもしれません。
(本人のやる気の問題ですが、そうなってしまうのも人間なので無理ないです。)

しかし、それは演奏する側だけではありません。
立ち止まって見てくれる方々も同じように夏は暑く、冬は寒いです。

そして、路上ライブ用のアンプを用意したり、マイクスタンドだったり、
本格的にやるなら荷物が多いのです。
その割に一曲目で警察に止められて本日はもう演奏できません、なんてことはよくありました。。。

真冬の寒い中、重い荷物を持って現場に到着し、開始したものの一曲目で演奏できなくなったら、
あんまりコスパは良くないですよね。

路上に関しては自分の体験談も含めて上記のような感じです。

SHOWROOMのメリット

さて、次は気になるSHOWROOMについてです。

音楽活動資金を稼ぐことも夢ではない!

実際に有料ギフトアイテムを視聴者からいただくことによって音楽活動の資金にしたり、
音楽でお金を稼ぐということも夢ではありません。

音楽でお金が少しでも稼げること
=アルバイト・仕事の時間を少なくできる
=音楽の時間を増やせる

ということです。

そもそも応援するのが好きな(慣れている)視聴者に見てもらえる

路上ライブが不特定多数の属性も様々な方がいるのに対して、
そもそもSHOWROOMを見るような方達は頑張っている人を応援するのが好きな方達です。

手軽に配信できる

路上ライブとは異なり、放送してはいけない場所から放送するわけではないので、
警察に止められる心配もありませんし、ある適度音を出しても大丈夫な環境の方なら自宅から、
もしくはバンド練習の時間の一部を使ってスタジオから配信することができます。

データでわかる

路上ライブではわからなかった、合計視聴者数、コメントしてくれた数、もらえたギフトの数を知ることができるので
データでわかるということは毎回の放送のために改善していくための重要な指標になります。

SHOWROOMのデメリット

とは言ってもSHOWROOMも全員にとって勝手にお客さんが増える魔法のツールではありません。

コメントについては予測できない。

今の所、筆者が拝見したことはありませんが、匿名なのでコメントで直接言えないようなキツイこと言われる可能性はあります。
また、コメントが全然なくて反応がなく悲しい気持ちになることもあります。

頻繁に配信しないと意味がない

ガツガツ配信せずにマイペースにやりたいと思っている方には実は向いていないツールかもしれません。
毎日配信する枠もありますし、実際毎日配信している方はたくさんいます。
どっちを応援したいかと言えば毎日頑張っている人を応援したいと思う人の方が多い、というのは否めません。

こんな感じですね。

最後に

まだまだSHOWROOMをはじめとしたライブストリーミングサービスは
これからどんどんスターが誕生したり、今後に期待の存在なので新しい発見があれば随時更新していきます。

いずれにしても努力なくして勝手にファンが1000人になっていたということは
路上ライブでもSHOWROOMをはじめとしたライブストリーミングサービスでもありえませんので、
自分のスタイルにあった物を選択し、きちんと反省して活用できるかがポイントになってきます。

なお、empassyではSHOWROOMのオフィシャル枠での配信が可能なので、
配信希望の方はお問い合わせ発行希望の申請を承っております。

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